鳴海教会紹介

新しいぶどう酒は、新しい袋に入れるものだ

主内の皆さま、昨年4月から鳴海教会に派遣させていただいていました。

鳴海教会の兄弟姉妹の皆様、まず初めに皆様の受け入れに心から感謝いたします。自分自身も外国出身なので、日本の文化や言語に馴染むのは簡単なことではありません。皆様からの理解と気遣いに感謝しています。

今、私たちの教会は信仰に関する危機、家庭の課題、個人の成長の問題、高齢化など、さまざまな危機に直面しています。これにどのように立ち向かえばよいのでしょうか?これは私がずっと考えている問題でもあります。

鸣海教会は歴史ある教会であり、ここで数世代にわたり信仰をもって足跡と知恵を示してきました。私がここに来てからもさまざまな挑戦に直面しており、時折、この仕事を諦めたくなることもありました。しかし、周りには信者たちが自分の家族のようであり、ベトナムやフィリピンから来た兄弟姉妹たちが信仰を追い求めている姿を見ると、鸣海教会の存在が彼らにとって重要であることを感じ、ここで教会を築くことを決意しました。

聖書には「新しいぶどう酒は、新しい袋に入れるものだ」という言葉があります。挑戦は常に悪いことではなく、挑戦の中で信仰を向上させることができます。私たちが生きている限り、神はこれらの問題の解決に私たちを招待してくれています。

時代は変わり、各個人は新しいぶどう酒袋にならなければなりません。さもなければ、今日の人々や考え方を理解することは難しいでしょう。イエスの物語は、彼が新しいぶどう酒のようにパレスチナに現れ、出会った人々、ファリサイ派の人や律法学者たちが彼を理解できなかったことを教えています。「この方のなさったことは全て、素晴らしい。耳の聞こえない人を聞こえるように、口の利けない人を話せるようにしてくださる。」マルコ7:37

理解できないのは私たちの古い考え方、または個々の教育や習慣のためです。まるで私たちが今の若者たちを理解できないのと同じです。鸣海教会を築くには、自分を開かなければなりません。新しい考え方で理解することが求められます。特にここは国際的な共同体であり、多様な文化が成長の機会を提供してくれます。お互いを理解し、自分を理解すると、将来の課題にうまく対処できるようになります。解決できなくても、少なくとも進歩していることを実感できるでしょう。

各自が教会の継承者として、ここで更なるサポートと励ましを得ることを望んでいます。

主が皆さま一人一人を祝福してくださいますように。

鸣海教会が主が望む場所になるよう願っています。

ジョン · シュエ神父